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住宅 | パンデコン建築設計研究所

橋本邸

HASIMOTO RESIDENSE

ドイツの良さ、アメリカの良さを和風へ。

◆HASIMOTO RESIDENSE

この住宅は、1階がレンガブロックを積んだ構造体で、内外装とも化粧績みして仕上材にしています。
それがこの住まいの特微となり、独特の雰囲気を出し、木造の屋根裏部屋とともに、ドイツで買った家具からもドイツ風の良さが出ています。
陽当りの良い広く庭に面した南側を大きく開いたリビング・ダイニング・キッチンのワンルームを中心に和室・寝室・サニタリーがあります。

レンガブロック:西谷陶業

 

古荘邸

◆FURUSHORESIDENCE

ご夫妻と2人の女の子供さん4人家族で長い間海外で生活していたため、洋風の住宅をという依頼であった。
アプローチを大切にし、道路、門、前庭、玄関、ホールへと進むにつれ、わが家に帰ってきたと感じる。
住宅の芯をつくり、家の中で、各人の動きが全て統合できるよう、2F階段ホール、階段、居間、それに玄関ホールを吹抜空間でつないだ。

施工:伊藤建築株式会社

太田邸

HOMES

一本足

◆OHTARESIDENCE

敷地が日陰でじめじめしていてよくない。
住居部分を2階以上にして、1階を空け、駐車場にしたいという希望があり、東横線ガードの横なので、1階をピロティにした。
一本足の人工地盤の上に、重量ブロック造の住宅がのっている。
外壁はコンクリートブロックで閉ざし、周囲の(騒)音を閉ざす。
2階は、玄関・居間・食堂・階段スペースが設備ゾーンを取り囲むL型ワンルームで構成、吹抜居間ホールの上部はトップライト。
3階は寝室群。

施工:伊藤建築株式会社

洗足ガーデン八ウス

HOMES

共有の庭を囲む連続住宅

◆SENZOKU GARDENHOUSE5

世帯がひとつの庭(中央に梅の古木がある)を共有する連続柱宅である。
自邸及び、賃貸用住宅として計画。
対象を外人にしぽり、洋式の生活を前提としてプランニングをおこなった。
賃貸用住宅としては、面積的にゆとりあるもので、54.5坪。
駐車場、システムキッチン、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機つき。

所在地:東京・大田区南千束
建築主;三並載忠
施工:北野建設東京支店
竣工:1997年5月
敷地面積:1338.7㎡

アビターレ目白

HOMES

土地を活かしたい 家を建てたい

◆ABITARE MEJIRO

地主さん隙土地を提供し、ほかの入居者達は建築資金を出す(各自専有面積の比率で預割にし、分担金額を出す)いわゆる等価交換方式による集合住宅です。
6軒の住人は前後して建設スタート時には決まり、個々の希望を聞きながら、プランを棟る。
最後にキッチン、水回りなど設備関係の標準タイプとオプションを提示、見積を出しOKを決める。
既存の緑や、建設前に花木を植えて、縁に包まれた個々の住宅は元気でいる。

所在地:東京・新宿区下落合
建築主:直辺秀子
施工:矢島建設
竣工:1982年4月
敷地面積:500.26㎡

「土地を生かしたい」「家を建てたい」の6家族が作った等価交換のコープ住宅。

ひと口にコーポラティブハウス(コープ住宅)と言っても、まだ先例の少ない日本ではいろいろなケースが見られる。
先に紹介した『都住創』のように、確立された組織のシステムによってプロジェクトを進めていくもの。
あるいは家を建てたい数軒の人たちが運命共同体となり、土地探しから設計依頼からすべて自主的に運営、あらゆる問題を協議のうえで解決し合っていくもの。
そしてここに紹介する東京・新宿区の『アビターレ目白』の場合は、住人に土地の持ち主も参加していることが特徴。
地主さんはお金を出さずに土地を提供し、ほかの入居者たちは建築資金を出す(各自専有面積の比率で頭割りにし、分担金額を出す)、いわゆる等価交換方式による集合住宅なのである。
地主さんの立場に立ってみると、土地を提供し、建築費の負担はいっさいなしに元の土地と同じ価値の居住部分が返ってくる、というわけだ。

『アビターレ目白』のスタートの動機は、設計者でありやはここの住人にもなっている建築家の近澤可也さん恭子さん夫妻のところに、知人から「目白の実家に母がひとりで住んでいるが、この150坪の土地を生かす方法はないだろか?母も娘や息子夫婦と暮らしたがっているのだが家を建てる資金はないし…」と相談を持ちかけられたことだった。
そして6軒の住人たちが決まる。
これは地主の渡辺さん側グループ(①渡辺さん本人②長男一家③次女一家)と近澤さん側グループ(④近澤さん⑤近澤さんのマンションの隣に住んでいた松尾さん⑥松尾さんが声をかけた溝口さん)という構成になった。
偶然にもひとり住まいの渡辺さん以外すべて夫婦+子供ふたりの4人家族で、その子供たちも皆年代が同じぐらいという似た者同士が集まった。
「家族構成やその年齢、ライフスタイルや生活レベルが同じ程度の人たちが集まることは、コープ住宅成功の秘訣の1つでしょうね」と近澤さんは語る。
さらに「私も仕事柄、いろいろなコープ住宅の計画を見てきましたが、失敗するケースは必ずコープに期待し過ぎる”ところから出ています。
マンシヨンを買う時は多少の欠点もあっさりあきらめるのに、コープのようにちょっと自由度が加わると、もう独立注文住宅を建てるのと同じように錯覚して100%求め過ぎる。
希望ほすべて生かせる、生かさなきゃ損だ、と思ってしまうのでしょうね。
“マンションを買うことと比べた場合、ある程度希望が生かせるメリットがある”ぐらいに考えることです」と語る。

トラブルを避け、できるだけスムーズに事が運ふように、近澤さんは全員で協議するシステムはとらず、すべて「自分(設計者)対○○さん」の話し合いで資金や設計プランを進めてゆき、調整役に徹した。
150坪の土地内に専有面積30坪前後の住宅が5軒(2戸ずつ3階建て)、ひとり頭の出す資金は約5000万円となった。
設計プランについては、まず希望の間取りを聞いて全体と並行させながら個々の大枠を決める。
(これで専有面積と出資金が決定)→次にその枠内で個々のライフスタイルに合わせた、細かい希望を生かしたプランを練る→最後にキッチン、水回りなど設備関係の標準タイプとオプションを提示して、オプションを希望した人にはさらに見積もりを出し、OKどうかを決めてもらう。
カラーコーディネーションなどもこの段階で……というシステムで進めた。

独立注宅を建てるほどの自由度はないにしても、建築には素人のほかの住人たちにとっては大変な選択幅の広さだ。
それにビジネスライクな業者と違って、同じ住人になる近澤さんがとことん話し合ってくれる親近感と誠意は、5000万円の大きな買い物をまかせられるに十分な安心感があった。

こうしたプロセスを経て知人の相談から1年半目、大きなトラブルもなく『アビターレ目白』は完成に至った。
写真の近澤さん宅を例にとると、この大きさの間取りと設備のマンションを同じ目白で買えば、1000~2000万円高くつく。
しかし、ただ安くつくから」という理由でコーポラティブ方式を実践してみようというのはとても危険、と近澤さんは言う。
「私たちのコープ住宅は、こういうふうにすればうまくいく、という一例でしょう。
親の持っている土地に兄弟が家を建てて住むなどのケースには向くスタイルだと思います。
等価交換方式はお互いの悩みを補い合う1つの方法ですが、住人同士の気持ちの関係も等価交換であって欲しいですね。」

設計:近澤可也+岩重恭子(パンデコン建築設計研究所)

戸塚クリニック

COMPLEX HOMES

待合室と診察室から庭が眺められます

南学山荘

MODEL HOMES

自然を生かし、自然を愉しむ

◆NANGAKU-SANSO

那須高原の高台にあり、ゆるい斜面が地平に続き、雄大なパノラマが望まれる。
この眺望を生したい。
大きな5角形のガウス箱のワンルームで計画し、コア柱で斜面から高くもちあげている。

岡山荘

MODEL HOMES

自然を生かし、自然を愉しむ

◆OKA-SANSO

敷地は、かなりきつい傾斜面の林である。
造成工事で林をきりひらき、斜面をならすようなことはせず、斜面の山肌を生かし、それに建築が無理なくなじむよう計画する。
アプローチは高台から入るようになっている。

東神本社ビル

OFFICE AND HOUSING COMPLEX

中庭のある住戸と本社ビルの複合

◆TOSHINHEADOFFICEBUILDG.

1、2階部分の駐車場および事務所階はラーメン構造,3似上の住居部分は壁構造。
高架線路に隣接、商店街内という環境を分離するため、厚いコンクリートの外皮とした。
内側に3層吹抜の3.6m×3.6mの中庭を5ヶ所設け、住居の採光と音の遮断を可能にし.緑と風の息抜きのスペースとした。

所在地:東京・目黒建
築主:東神
施工:大塚工務店
竣工:1981年1月
敷地面積:694.89㎡
建築面種:510.67㎡
延床面積:1564.84㎡
構造規模:RC造5F

伍ビル

COMMERCIAL BUILDING

ペントハウス&商業ビル

◆GOBUILDG.

テナント部分をもつ都心型住宅。
都心(東京都渋谷区恵比寿)に住宅を建てるとき、立地を活かし、テナシト用事務所を併設した都心型住宅。
1階~5階はテナント、6~8階はマイホーム。
せまい敷地(70.75m1~21.4坪)ながら、垂直導線のエレベータ(油圧式)を活用、注文主はぺントハウスで都心生活を堪能、満足している。

所在地:東京・渋谷区恵比寿建
築主:伍天祐
施工:片山組
竣工:1985年11月
敷地面積:70.15㎡
建築面積:51.46㎡
延床面積:352.55㎡
構造規模:RC造地上8F地下1F

静岡・山本邸

COUNTRY HOUSE

富士山を眺める週末住宅

◆山本邸データ

家族構成:夫婦+子供1人
敷地面積:314.09㎡(95.18坪)
1階面積:21.60㎡(6.54坪)
2階面積:51.84㎡(15・68坪)
延床面積:73.44㎡(22・22坪)
構造:木造とRC造の混構造2階建
施工:(株)石垣組
竣工:昭和56年3月

外壁:アサノホームサイディング下見張
屋根:カラーベストコロニアル葺
居間床:檜緑甲板CL
壁:檜竪羽目張CL
天井:檜縁甲板張CL

◆敷地をできるだけ自然のままに残して家を建てる

南箱根にあるY邸は、道路から15メートル程上がった自然の起伏がそのままの林の中にあります。
正面には富士山が見えるので、この富士山を眺めることを第一にした建物にして欲しいということと、折角自然に囲まれた環境にあるのだから、地形や樹木をできるだけそのままにして家を建てたいというのが希望でした。
ところが富士山が見える側は北西方向であるために、居間を北側へとると、陽あたりなどある程度犠牲にせざるを得ません。
その分を屋根の中央に通常よりも大きなトップライトをとって採光を補なっているわけです。
一階はRC造、二階は木造の混構造として一階の上に傘が拡がるように二階部分がせりだしているのは、建物の基礎部分をできるだけ小さくするため(3.6メートル角)の工夫で、その分、木や地形をいじらずに自然のままにしています。
プランは一階に水廻り、倉庫を取り、二階に居間と、堀ごたつのある和室コーナー、寝室、台所というプレーンなものです。

金井書店・花井邸

COMPLEX HOMES

書店&住居

金井書店・花井邸風景

COMPLEX HOMES

書店&住居